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16.AERAの記事に思うこと

AERAの4月4日号に興味深い記事がありました。「シャラポワ式購入者は男達」というタイトルの記事です。記事によると、「今をときめくテニスのマリア・シャラポワさんの乳首にあやかって、付け乳首という商品が販売されているのですが、その購入者のほとんどが男性である。」という書き出しです。販売元の輸入業者は女性をターゲットに考えていたようですがなかなか売れず、ためしにインターネットで販売をしてみたところ男性に人気があり驚いていると書かれていました。

女性からすれば、乳首が透けて見える状態は恥ずかしいことですから、あえて付け乳首を身につけたいとは思わないのでしょう。女性には黙視されたこの商品が男性に爆発的に人気が出たという部分が面白い点です。
「購入された男性は、パートナーである女性に身に着けさせている場合もあるかと思いますが、おそらく相当数の男性が自分で身につけるために買っている可能性を否定できない」記事にはそのように書かれています。私も同様の意見です。
女装嗜好のある方はたくさんいらっしゃいます。すでに女装を経験している方はその中でも氷山の一角で、大多数の男性が女装に興味を持ちつつもなかなか踏み切れず迷っている状態です。付け乳首を購入された女装子さんもいらっしゃると思いますが、おそらくこの商品を購入された男性は女装をまだ経験していない女装予備軍の方と私は思います。それは、女装をすでにしている方は(女装経験の長い方は特に)女性的な考え方をされる方が多く、上に述べたように「乳首が見える状態は恥ずかしい」とお考えになっているのではないかと思うからです。

男性が女装を始める第一歩はストッキングやスカートなど、女性用品の何かに興味や憧れをもちそこから徐々にアイテムを増やし完全女装をされていく、そのような段階を踏まれる方が多いようです。この付け乳首が女装の世界に飛び込んでみようと思うきっかけを作るアイテムになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?